自分軸を育てるレッスン。食わず嫌い王になってない?

こんにちは! ブログ「今、夢に生きる」を運営しているハギです。

今は「やりたいことが見つからない!に贈る自分軸を育てるレッスン」と題してお送りしています。

前回は、人の意見や評価を中心にしてしまうと、自分の好きなことが見えなくなる、というお話でした。

そこで、やりたいことが見えないなら、人の声を一旦脇においてまず自分の軸を育てていこう、というわけです。

自分軸を育てる4つのレッスン、まずはじめはこれ。

 

食わず嫌い王になってない?

人の意見や評価が、自分の気持ちよりも優先されている「他人軸」の状態というのは、自分の思いと行動が全然一致しません。

やりたくないのに、誰かがやったほうがいいって言うから渋々やっている。

逆に、やりたいのに、誰かにやめたほうがいいって言われたから我慢している。

そうした生き方を続けていると、いつの間にか”食わず嫌い王”になっていることがあります。

イソップ童話に出てくる「すっぱいぶどう」の話をご存知でしょうか?

キツネが、とってもおいしそうなブドウを見つけるんです。けれど、当然ながらブドウは高い木の上。

どんなに跳び上がっても、キツネのジャンプ力では届きません。何回かチャレンジした後、キツネは腹を立ててこんな捨て台詞を吐きます。

「どうせこんなブドウ、すっぱくてまずいに決まってる。誰が食べるか」と。

 

この童話に出てくるのは、「欲しいものが手に入らないとき、”食わず嫌い”になることで、どうせそんなもの大したことなかったんだ」と自分を説得するキツネ。

けれど、私たちも、実は似たようなことをしていることがあります。

人の目を気にして、ジャンプできないでいる。ジャンプしたら、他の人に見つかるかもしれない。「自分だけズルい」とか「分不相応だ」とか「ワガママだ」とか言われるかもしれない。

他人軸で生きるというのは、いつもそういった不安との葛藤です。

好きなのに手に入れることができないから、「いいんだ、本当は欲しくないんだ」と拗ねてみたりして、自分の「本当はやりたかった」という気持ちをごまかしているわけです。

 

何でも食べて、好き・嫌いを思い切り感じよう

だから、まず自分軸を育てるための最初のレッスンは、「まず自分で食べてみよう」

自分が興味を持ったコト、欲しいなと感じたモノ、その気持ちに正直に行動してみませんか。

やってみたいと思ったら、きちんとやってみる。

逆に嫌だと思ったら、嫌だと言ってみる。

そう言っても、結局、できなかったり、嫌なことをやらないといけなくなるかもしれません。けれど、結果は二の次。自分でコントロールできないこともたくさんあります。

大事なのは、気持ちのほう。動機のほうです。「他の人がああ言ったからこう行動した」じゃなくて、「自分がこう思ったからこう動いた」というのが、自分軸を育てるにはとっても大事なこと。

 

だから、まずブドウに正直に手を伸ばしてみること。

手を伸ばして食べてみて、不味ければそれでもいいじゃないですか。自分で決めて、自分で手にとって食べて、不味いと思ったなら、それも自分の軸で判断できた、ということ。自分軸の成長です。

周りのキツネが、「くだらない」「馬鹿らしい」「意味がない」「無駄だろう」と言っていても、自分がやりたいならやってみる。

それが他人軸と決別して、自分の軸で生きることの第一歩。

食べてみて、「おいしい!」「不味い!」を思い切り感じてみませんか。そうすることで、自分軸が育っていくのはもちろん、きっと人生の味わいも何倍も楽しめるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょう?