トレーニング記録をつけるメリットとは?①

in 鈴木謙太郎 by

ランニングをされる方の中では走行距離(練習)の話題ってよく出ます。

「今日は●km走った」、「今月は●㎞目標で走る!」などの具体的数字があると練習の充実度が分かります。

トレーニングにおいてもノートやスマートフォンに記録つける方は多いと思います。

記録をつける事で適正なトレーニング量を探すきっかとなります。

もちろん記録はつけずにトレーニングに集中される方もいらっしゃいます。

 

今回は、トレーニング記録をつけた時のメリットを考えたいと思います。

 

【トレーニング記録をつける前】

〜体温の記録〜

私は毎日、体重と体温を記録しています。まず体温は36.5度以上を目指しています。

体温が1℃上がれば免疫は5〜6倍になるといわれます。また基礎代謝が13〜15%変動するとの事。

お客様の体温が35℃台であれば、まずは36℃台を目指して頂きます。

男性は女性のように毎月のホルモン分泌が原因の体温の上がり下がりは少ないです。基礎体温が上がってきた際、分かりやすく気付くと思います。

体温が上がる事で寒さを感じにくくなり、お腹の空く感覚が増える事があるかもしれません。代謝が高まっている症状として喜ばしい事です。

 

逆に女性の場合は、体温の変動がなければいけません。

高温期といわれる周期で、女性ホルモンが分泌される事で体温が上がるきっかけとなります。しっかりと体温が上昇する必要があります。

この周期に体温が上がらないと、女性ホルモンがしっかりと分泌されているかを疑います。

 

男女ともに体温があげる為には以下の要素が重要です。

①  筋肉を刺激した運動を行っている?(せめて運動不足は避ける)

②  内蔵は元気な状態か?(飲み過ぎ、食べ過ぎでは内蔵が疲労状態に)

③  代謝を上げる食べ物を摂取出来ているか?(生姜、ココア、温かい食べ物全般)

 

体温の上昇が確認でき、定着するにはある程度の期間が必要です。まずは1ヶ月、そして3ヶ月は新しい習慣(筋肉運動、食事の見直し)続けてみたいものです。

ちなみに、基礎体温が上がる事で入眠がスムーズで、眠りも深くなります!

 

〜体重の記録〜

お気づきだと思いますが体重は朝と夕方では数値が変わります。日内変動といい、ほぼ夕方で体重は増える傾向があります。

体脂肪率に関しては、身体の水分に電極を通して脂肪と筋肉の割合を算出します。

測定はとても繊細に変化しますので、測定の条件は一律にする必要があります。

お腹いっぱいでは測定値が安定しない為、朝のトイレ後をお勧めします。

 

またダイエット中での体重減少特徴としては「階段状に降下」が一般的です。「右肩下がり」を目指したい所ですが、そうは簡単に身体は脂肪を燃焼しようとはしてくれません。

体重に関してはグラフ状になっていればその下降線が分かりやすいでしょう。形で見る事で「停滞期」と呼ばれる時期も分かりやすいのです。

例えばそのグラフから「停滞期はだいたい2週間程…」や「そろそろ停滞期かな?」といったリズムも分かりやすいのです。

 

これは他人とは比べる事ができません。過去の自分のデータと比べるものなのです。

面倒ではありますが、トレーニングの記録をつける前に記録して頂きたい項目です。

 

〜まとめ〜
  • 基礎体温が高い事で、免疫及び基礎代謝が高まる
  • 基礎体温は36.5℃以上を目増す
  • 体重記録は日内変動を考慮して、朝一番で測定する

 

photo credit: weight.png via photopin (license)

恵比寿パーソナルトレーニング専門ジム 『Mind_Body』代表。 独自のトレーニング理論による姿勢、柔軟性、筋肉バランスに注視した指導を得意とする。 一般、選手、チームへの指導実績多数。➡GO PROFILE

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