トモ流をお読みのみなさん、こんにちは!
ブログ今、夢に生きるを運営している、はぎです。
今は「夢を叶えるために心のブレーキを外す。私を縛っていた5つの手錠と外し方」というタイトルで連載をしています。
今回が5つ目、最後です。
最後に立ち現れた手錠は、これでした。
誰も賛成しないだろう?
お前の夢とやらを語ったとして、誰か賛成してくれる人がいるか?
周りにいるやつにお前の夢を語ってみろよ。
どうなるか、お前もわかってるんだろう。
そんな反対ばかりの道を、どうしてわざわざ進もうとするんだ?
最後は、これでした。
自分の目指すものを心に抱いて、前に進もうとする。
そのとき、もし周りにいる人に相談した場合、一部のラッキーなケースを除いて、多くの場合「やめておけ」と説得されると思います。
私自身も、一つひとつ自分の手錠を外しながら、前に進もうともがいてきましたが、他の人に相談することはできませんでした。
やめておけ、と言われるくらいなら、誰にも言わないほうがいいと思ったからです。
一方で、誰かが「それでいいから、思い切り前に進め」と言ってくれたらどんなに楽だろう、と思ったりすることもありました。
私を変えた一節
この葛藤を打ち砕いてくれたのは、立花岳志さんの『サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法』の一節でした。
そこには、立花さんのこんな体験談が書かれていました。
『僕自身、会社を退職することを決めたときには、実にたくさんの人からアドバイスをいただきました。そして、そのアドバイスは面白いほど2つに分かれていました。サラリーマンの友だちや上司には、「失敗する」「どうやって食べていくつもりだ」「もう会社員には戻れないんだぞ」という言葉を掛けられました。いっぽうで、すでに独立していたり会社を経営している友人たちは全員、僕の決断を応援し、「やりたいようにやりなさい」「絶対うまくいく」と祝福してくれたのです。(p40)』
この一節が、「人から賛成してもらえるなら楽だろうに」と思っていた自分の考えを180度変えました。
夢に向かいたいなら、夢を信じている人に相談する
そう、「反対されることが多い」のは、単に「夢を諦めて、人生ってこんなものなんだろうと思っている人が多い」ということだと思いました。
夢を諦めた人、好きなことをやるのを断念した人たちは、「難しいからやめておけ」と言う。
夢を信じてチャレンジしている人は、難しさを知っている分、無責任な賛成をしたりはしないけれど、基本的には応援してくれる。
たった、それだけのことだと思えたんです。
人に相談して、相手から返ってくる言葉のなかには、役に立つものもありますが、その多くは「言っている本人」が歩いてきた人生をベースにしている、ということ。
そう思ったら、人からの賛成が得られないということが、全然取るに足りないことのように思えました。
夢へのチャレンジについて相談したいなら、夢をあきらめていない人に相談するというのが絶対条件なんですよね。
そうして、「人からの賛成があれば…」という第5の手錠は外れました。
あらゆるものは「やる理由」にも「やらない理由」にもなる
今まで全5回、私を縛っていた手錠が外れたいきさつを書いてきました。
最後にまとめとして、書きたいことがあります。
少し抽象的な書き方かもしれませんが、
あらゆるものは「やる理由」になるし、「やらない理由」にもなる、ということです。
若ければ、まだ準備が足りないかもしれない。けれど失敗しても取り返しがつく。
年をとれば、もう遅いかもしれない。けれど今まで培ってきた経験や人脈がある。
家族がいれば、リスクを取りにくいかもしれない。けれど、堅実に進められる。
家族がいなければ、孤独かもしれない。けれど、リスクを取りやすい。
そんな具合で、あらゆることは、やる理由にもやらない理由にもなります。
結局、いつも「どちらを選ぶか」の選択肢が手元にある。
そのなかで、「やらない理由」にばかり注目している自分がいたとしたら、それは何らかの「手錠」が知らず知らずのうちに、かかってしまっているのかもしれません。
今回のシリーズは、私の体験談でしかありませんが、なかなか一歩を踏み出せないという方に、一つでも二つでも参考になる部分があれば嬉しいな、と思います。